なぜ『バターを塗ったパンは塗った方から落ちる』のか?実は法則があった?

バターを塗ったパンを、テーブルから落っことしてしまった!

バターを塗っている最中やふとした瞬間、バターを塗った食パンを落っことしてしまった!そのとき、必ずと言っていいほどバターを塗った側が地面に落っこちてしまいますよね。あれはいったい、どうしてなのでしょうか?

なぜ『バターを塗ったパンは塗った方から落ちる』のか?

バターを塗った後の食パンは、どうしてバターの面から床に落っこちてしまうのでしょうか?

バターの面が重いから

バターには、重量があります。食パンにバターを塗ると、バターは溶けてしみこみますよね。しみこんだとはいえ、バターを塗った面と塗っていない面では、微量ではありますが水分量に差が出ます。バターを塗っているほうが重くなり、塗っていな方が軽くなっている状態です。

バターを塗ってしばらく時間が経過したとしても、バターを塗った面が微量に重くなっていることが想定されます。

ものは、ある程度の高さから落下するとき、重い方が床に近い状態で落下しやすいですよね。バターを塗った食パンにもそれは当てはまり、落下中ゆっくりと重い面が下になるよう反転して地面に着地してしまうのです。

テーブルと地面までの距離が短いから

テーブルは高さにはそれぞれ差がありますが、椅子に座るタイプの高さがあるテーブルは極端な高さの違いはないことが大半です。また、パンが落下するときの回転速度は遅いため、テーブルの高さから落下するとき1回転するのが難しいのが現状といえます。

そのため、バターを塗った面を下にして食パンが落下しやすいのです。100%バターを塗った面が下になるわけではありませんが、かなり高い確率でバターを塗った面から落下してしまいます。

マーフィーの法則とは

食パンを落としたとき、バターを塗った面から落下する。これはマーフィーの法則の内容を説明するときに、よく使われる事例の一種といえます。

マーフィーの法則とは、悪いことが起こるかもしれない場面では、悪いことが起きてしまうという意味を持っている法則です。バターを塗った面から食パンが落下するのはあくまでも例え話の一種であり、先人の経験則を折りまぜたユーモアが光っています。

バターを塗った食パンの場合、重さなどの面が関与しているので、マーフィーの法則が直接関与しているというわけではありません。たとえ話で用いられることが多いので、知っていると物知り博士に近づけますよ。

まとめ

バターを塗った食パンをテーブルから落とすと、バターを塗った面が下になってしまうことは非常に多いです。それは物理的に、そうなりやすいためです。マーフィーの法則のたとえ話に用いられることを知っておくと、ふとしたときの会話が広がりやすくなりますよ。

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