和歌山市で男児O157に感染 和県内で今年5人

和歌山市の10歳未満の男の子が、腸管出血性大腸菌O157に感染して発症したことがわかりました。

和歌山県内でO157の感染が確認されたのは、今年(2024年)になって5人目です。

和歌山市保健所によりますと、この男の子は、今月(5月)9日に発熱し、翌日から下痢や腹痛の症状が出て11日に医療機関を受診し、検便の結果、18日になって腸管出血性大腸菌O157に感染していたことがわかりました。男の子の症状は、すでにおさまっているということです。

O157の感染者が県内で確認されたのは、今年になって5人目です。

腸管出血性大腸菌O157は、年間を通じて発生する感染症ですが、特に夏場に多く、和歌山市保健所では、これから夏に向けて、調理や食事の前、排便の後は手洗いを徹底するとともに、生肉などの食品には十分、火を通し、調理後の食品を残さず食べきってしまうよう注意を呼びかけています。

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