福山通運(広島県福山市)は20日、マレーシアのグループ会社E・H・ウタラ・ホールディングスがスランゴール州シャアラムで建設を進めていた倉庫が完成したと発表した。
19日に竣工(しゅんこう)式を開催した。倉庫は2階建てで、敷地面積1万5,523平方メートル、延べ床面積1万6,190平方メートル。国内最大規模の貿易港であるクラン港や首都クアラルンプールへのアクセスに優れ、物流拠点としての需要が見込まれる。
福山通運は、昨年2月に同倉庫の起工式を開催。投資額は15億円と発表していた。同社は今後、東南アジアでネットワークを一層強化していく方針だ。