24時間以内に「台風1号」発生する可能性 熱帯低気圧が発達中 28日には沖縄の南まで進む見込み 気になる進路は?

気象庁は23日、カロリン諸島で発達中の熱帯低気圧について、「24時間以内に台風に発達する見込み」があるとして、今後の進路予想などを発表しました。
仮に台風が発生するとなると、台風1号となります。

気象庁によりますと23日午前9時現在、熱帯低気圧はカロリン諸島、北緯6度30分・東経134度00分 にあって、西へゆっくり進んでいます。中心気圧は1006ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっています。

23日午後9時には、熱帯低気圧のままミンダナオ島の東、北緯6度50分・東経130度30分 (130.5度)にあって、西へ30 km/hの速さで進む込みです。中心気圧は1002ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートル。

24日午前9時には、熱帯低気圧は発達して台風に変わり、ミンダナオ島の東、北緯9度20分・東経128度25分 にあって、北西へ30 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は1000ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートル。

25日午前9時には、台風はフィリピンの東、北緯12度30分・東経125度55分にあって、北西に20 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。

26日午前9時には、台風はフィリピンの東、北緯15度20分 (15.3度)東経124度00分 (124.0度)にあって、北北西へ15 km/h の速さで進む見込みです。中心気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートル。

27日午前9時には、台風はフィリピンの東、北緯17度55分 (17.9度)東経125度25分 (125.4度)にあって、北北東へ15 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。

28日午前9時には、台風は沖縄の南、北緯21度40分 (21.7度)・東経129度05分 (129.1度)にあって、北東へ25 km/hの速さで進む見込みです。中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートル。

続いて石川気象予報士の解説です。

石川博康 気象予報士
「熱帯低気圧は今後、北西に進みながら発達を続け、フィリピン付近で台風1号になる可能性があります。

その後は進路を北東に変えて28日には沖縄の南まで進む見込みです。

沖縄付近では風が強くなり波も高くなりますので、注意してください。

また21日に沖縄と奄美地方で梅雨入りの発表がありました。台風から流れ込む暖かく湿った空気の影響で、沖縄付近にある梅雨前線の活動が活発化する恐れもあります。

最新の情報をチェックするようにしてください。」

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