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日本菌学会第68回大会(同学会主催)が17~19日、八戸市の「はっち」などで開かれ、オンラインを含め全国の研究者ら約180人が参加した。中高生発表では、同市島守地区で伝統的な手法を用いて再現した「みそ玉」から採取した細菌について研究している、八戸工大二高の3年生4人が発表し、優秀賞に輝いた。同校は前回大会の発表でも優秀賞に選ばれており、2年連続の受賞となった。
発表したのは、遠藤芽依さん(18)、川井桃花さん(17)、松橋祐果さん(17)、髙橋凜子さん(17)の4人。
メンバーは昨年2月から、八戸工業大工学部工学科生命環境科学コースの本田洋之准教授らの下で、週1回ほど活動。煮た大豆をつぶしてまとめたみそ玉を乾燥させて仕込み、そこから採取した細菌を培養、分離したところ、乳酸菌の発生が確認できた。
今後はみそ玉から採取した菌を利用し、チーズや豆乳ヨーグルトといった発酵食品の開発に取り組む考えだという。
遠藤さんは「研究結果をまとめるのが大変だった」、川井さんは「専門的な機械の使い方が難しかった」と振り返った。松橋さんは「八戸工業大の学生や先生と、研究室で一緒に研究できたのが良い体験になった」、髙橋さんは「研究を進めていく中で知識が広まった」と充実感をにじませた。
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