日本企業がイノベーション科学視察

インベスト香港と東京経済貿易代表部が共催したイノベーション・テクノロジー(バイオテクノロジー)視察団が、香港のイノベーション・テクノロジー市場と投資環境について学ぶため、5月15日から18日まで香港を訪問した。日本のバイオテクノロジー企業10社、ベンチャーキャピタル2社、スタートアップインキュベーション会社1社の代表者15人が参加した。2023年4月に成功した日本の飲食業界の視察団に続き、近年日本から訪問する特定分野の視察ツアーの2回目となる。

視察団は5月16日と17日に香港貿易発展局が主催するアジア・ヘルスケア・サミット・フォーラムに参加し、「グローバル投資プロジェクト・マッチング」セッションで潜在的な投資家やビジネスパートナーと交流し、多くのビジネスマッチングを行った。16日に開催された歓迎夕食会で、インベスト香港の蔣学礼・署長補佐は「科学研究、政策支援、知的財産権の保護、金融市場、人材における香港の優位性が香港を生命・健康科学の発展にとって理想的な場所にしている。私たちは、より多くの中国本土および海外の革新的なテクノロジー企業が香港に拠点を設立することを支援できるのを期待している」と語った。

インベスト香港イノベーション・テクノロジー業界主管の黄●卓氏は「政府が推進しているイノベーション科学技術振興の中でも生命・健康科学は最重点産業である。インベスト香港でも6人いるイノベーション・テクノロジー・チームのうち3人は生命・健康科学担当だ。特に日本はこの分野において最先端であるため、香港側は神戸医療産業都市を視察するなど日本から学ぼうとしている。ただし、この分野での日本から香港への進出は言語の壁から欧米に比べ後れを取っている」と述べた。【●=火へんに韋】

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