【シンガポール】テマセクと米社、英保険仲介会社を共同買収[金融]

シンガポールの政府系投資会社テマセク・ホールディングスと米投資会社ウォーバーグ・ピンカスは、英国の新興保険仲介会社スペシャリスト・リスク・グループ(SRG)を共同で買収する。

テマセクとウォーバーグ・ピンカスで過半数の株式を取得する。取引の詳細は非公表。当局の承認など経て実施する。スペシャリスト・リスク・グループの経営陣も一定の株式を保有する。

スペシャリスト・リスク・グループは2020年創業。欧州を中心に、国際的に事業を展開している。投資や買収によって急成長しており、従業員数は600人超。保険契約は5万件以上で、保険引受額は10億ポンド(約1,995億円)を超える。

同社は今回の買収について、テマセクとウォーバーグ・ピンカスが大株主、パートナーとなることで、さらなる成長に向けた支援を受けることができるとして歓迎している。

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