【台湾】CIPの洋上風電2カ所が完工、式典に副総統ら[公益]

デンマークの大手年金基金コペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)が台湾彰化県沖で開発を進めていた洋上風力発電所の「彰芳」と「西島」が完工し、22日に記念式典が開かれた。蕭美琴副総統が出席し「台湾のエネルギー転換に重要な意義を持つ」と評価した。

総統府が発表した。蕭氏は「台湾企業とCIPが共に努力し、実り多い建設の成果を上げた」と感謝の意を表明。新型コロナウイルス感染拡大期にはサプライチェーン(供給網)の苦境を乗り越えたとたたえ、今後台湾の多くの利用者にクリーンなエネルギーを提供していくと期待を示した。

蕭氏によると、彰芳と西島はCIPがアジア太平洋地域で完工した初の洋上風力発電所となった。同社は彰化県沖で他に「中能」風力発電所の開発も進めている。

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