運転者の安全管理徹底を要請 5人死傷のトラック事故受け 群馬労働局

群馬労働局(上野康博局長)は、今年5月6日に県内の国道で発生したトラックの事故を受け、(一社)群馬県トラック協会など23団体へ自動車運転者の交通事故防止を緊急要請した。労働基準関係法令や改善基準告示を順守するとともに、「交通労働災害防止のためのガイドライン」に基づき、自動車運転者の適正な労働時間の管理と走行管理、健康管理、交通労働災害防止のための管理体制の確立などを徹底するよう求めている。

事故は群馬県内の国道を走行中のトラックが、中央分離帯を越えて反対車線の乗用車と衝突し、乗用車に乗車していた3人が死亡、トラックの運転者を含む2人が負傷したもの。同労働局では、「交通事故による労働災害は、運輸交通業に限らず、あらゆる業種で発生するおそれがある」としており、重大性を再認識して交通事故防止を図るよう促している。

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