演芸場“道楽亭”席亭の訃報に春風亭一蔵「ありがとう」 経済ニュースなども話題に

落語家の春風亭一蔵がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!』(文化放送・金曜日9〜13時) 5月24日の放送では、パートナーの水谷加奈アナウンサーとともに、経済ニュースを皮切りに様々な話題が飛び出した。

水谷アナ「今日はどんなニュースを取り上げますか?」

一蔵「やっぱり春風亭一蔵と言えば政治経済をバッサリ切る男ですから。僕が今週取り上げるのは、23年度の実質賃金が2.2%減。物価高で2年連続のマイナスと発表されました」

水谷「ほお~!?」

一蔵「ところで、我々のラジオの前に放送している『おはよう寺ちゃん』は、最後に必ず『くにまる食堂』に触れてくれるんですよね。寺島さんのラジオは僕よく聞いてて、「経済のこととか勉強になるな」とか「あ、こうやってしゃべるんだ」とか思ってるんですけど、金曜日だけは最後にあのいい声で「続いては、くにまる食堂フライデー、どうした?一蔵」って本当に心配されてるみたいなんですよ。全然関係ない話に脱線しましたけど、本当に寺島さん、僕、大丈夫ですから」

水谷(笑)

一蔵「で、このニュースですよ。要するに収入が増えてんだけど、物価が高くなったことによって、こういうことになってるんですよね」

水谷「消費が少なくなるとか、購買されないとか、そういうことですよね」

一蔵「これは落語会もそうなんですよ。やっぱりなかなかね、ギャラが上がらない」

水谷「はー、そうなんですね」

一蔵「そりゃヒットメーカーの方々は商売になりますから上がってくんだろうけど、我々はねえ、なかなか上がんない。そんな中、実はね昨日、新宿2丁目で『道楽亭』という個人で寄席をやっている、大将の橋本龍兒さんがお亡くなりになりました。私も前座の頃から、もう全然お客さんも入らないのにずっと隔月独演会をやらせていただいて。だから7~80回やったんじゃないですかね。でも私みたいなのが独演会やっても全くお金にならないんですよ。それでも一生懸命やってくれて。それこそ橋本さんが僕へ渡すギャランティーってのは、お客さんが入った時も安かったんですけど、落語の裾野を広げたいという思いがあったんです。傍若無人なところもあったので、いろいろ文句を言う人もいたんですけど、亡くなったって今日聞いて、なんか、ありがとうって、すごく思ったんですよね」

水谷「はい」

一蔵「だから賃金って、もちろん収入が増えても物価が高いからすごく大変だと思うんですけど、楽しみましょう! 今日は『3000円を超える1人飲み、許せる・許せない?』というテーマでメッセージを募集していますけど、3000円って結構な額じゃないですか。でもその3000円で、どれだけ楽しく飲めるか。今、物価が高くて大変で、カレーライスもこんなにするんだとか思うけど、じゃあ、カレーライスのニンジンをもっと味わってみようとか、料金分の楽しみ方をしたら、こういう状況下でも楽しめるんじゃないのかなって。こういうことを僕は心がけてずっと生きてるんで、このニュースを取り上げました」

このあとはアボカド高騰のニュースを斬る!皮まで舐めるぐらいアボカド大好きな一蔵が1回やって懲りた驚きの行動とは?トークの続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。

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