政府観光局が映画でプロモーション

香港政府観光局は 5 月 17 日、新作ドキュメンタリー映画 『Hong Kong Classics Reimagined(香港映画の再構築)』を第77回カンヌ国際映画祭の併設見本市「マルシェ・デュ・フ ィルム」でプレミア上映し、これを皮切りに映画を使ったプロモーションを新たに開始した。この約60分の映画は香港映画の名作へのオマージュであると同時に、世界中の映画ファンの香港へ の旅情をかきたてる内容となっている。

香港政府観光局は、このドキュメンタリー映画の上映に合わせる形で、公式ウェブサイトにおいて 香港映画観光ガイドを公開。この映画観光ガイドでは、旅行者が映画から得たインスピレーションを香港での思い出に残る旅行体験につなげるヒントが紹介されている。ドキュメンタリー映画 『Hong Kong Classics Reimagined』は、香港の映画制作の奥深さを称える映画作品である。スリラー、アクション、コメディ、カンフー、ロマンス、アートなど、ジャンルの垣根を超えた6 本の短編作品からなる約60分の長さで構成されており、それぞれが香港独自の技法で香港のユニークな魅力と活気ある文化的伝統を紹介している。

6つの短編は、香港を代表する映画や劇中のワンシーンをモチーフに6人の個性豊かな監督た ちにより、それらのシーンを再構築する形で制作された。これは香港の伝説的映画製作者たちへ のオマージュとなっている。香港を象徴する場所をロケ地として撮影され、シルヴィア・チャン(張 艾嘉)、ジョージ・ラム(林 子祥)、カレン・モク(莫文蔚)など、現代の香港映画界を代表するスターや 新鋭俳優が出演した。カンヌでのプレミア上映後は、世界の映画ファンに向けオンラインで公開 されている。

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