大洲・樫谷棚田で田植え体験 オーナーの家族連れら110人が参加

樫谷棚田での田植え体験を楽しむ子どもたち

 棚田の保全と活用にオーナー・トラスト制度を取り入れている愛媛県大洲市戒川の樫谷棚田で25日、田植え体験の催しがあった。標高約500メートルの斜面に美しく広がる棚田は「天空の隠れ里」と呼ばれ、家族連れらは秋の収穫を楽しみに早苗を植え付けた。

 住民らでつくる樫谷棚田保存会は2016年にオーナー制度を導入。今年はオーナー27組、棚田保全に寄付するトラスト会員25人が応募した。24~26日の田植え体験は約110人が参加予定で、25日は約30人が水を張った田に入り苗を一本ずつ丁寧に植えていった。

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