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第91回日本ダービー(東京優駿/GI、東京芝2400m)は、無敗の皐月賞馬ジャスティンミラノの二冠達成に注目が集まるが、皐月賞惜敗組や別路線組も虎視眈々。
本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、日本ダービー(東京優駿)の穴馬候補をピックアップ。ここでは「ダノンデサイル」を取り上げる。
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■ダノンデサイル
牡馬クラシック初戦の皐月賞は、ゲート裏で鞍上が馬の異変に気付き、発走直前に無念のスクラッチ。チャンスのある一頭に数えられていたが、万が一の事態に備え、大事をとったかたちだ。
2戦目で初勝利を挙げると、次走の京都2歳Sでは勝ち馬シンエンペラーから僅差の4着に善戦。そして次走の京成杯では、大外から鋭く脚を伸ばして、待望の重賞初制覇を飾った。このときの2着馬は、のちの皐月賞で4着となるアーバンシック。レースレベルは高く、ダノンデサイルがこのレースに出走できていたら……と思わせる結果となっている。
アクシデントのあとは順調だ。4月26日に初時計を出してから、ここまで入念な乗り込みを消化。一頓挫あったとは思わせない動きで好調ぶりをアピールしている。皐月賞がレコード決着で、参戦した馬の消耗度が大きい可能性も十分。これをスキップし、フレッシュな状態で臨めるのは大きなアドバンテージになるはずだ。ぶっつけローテはむしろ好感で、一発を期待したい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。