LIGHT LENS LAB、「M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.」発売。入手が難しい歴史的な銘玉を忠実に再現

焦点工房は、ライカ製50mm F1.2 1st を再現したレンズ「LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.」の通常販売を開始した。同社公式オンラインストアの価格は、税込358,200円から423,000円。

LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.は、1966年に登場したライカ製「50mm F1.2」を再現したモデル。中国の投資家である周氏が製品化したことから「周ノクチ」の愛称で呼ばれているレンズ。

製造されるレンズユニットは800セット限定で、受注生産で顧客のニーズに応じてブラックアルマイト(アルミ鏡筒)・ブラックペイント(真鍮鏡筒)、シルバークローム(真鍮鏡筒)、チタン(チタン鏡筒)の4種の鏡筒が提供される。

ライカ製「50mm F1.2」は、民生用として世界で初めて非球面レンズを採用した歴史的な製品。手作業で研磨されたこの非球面レンズにより、大口径でありながら優れた光学性能を発揮する。その個性的で美しい描写と希少性から、このオリジナルレンズは今もなお、愛好家を長く魅了し続けている。

高屈折ガラスは、当時のThe Leitz Glass Laboratoryが独自開発した「タイプ900403」を再現。オリジナルの硝材を研究し、ガラスが変質しないよう古典的な高温研削で加工している。また、非球面レンズは、72時間以上かけて手作業で研磨された後、最先端の計測機器を用い一定の温度と湿度のもとでレンズを全数検査している。光学的特性はオリジナルの個性を維持しつつ、わずかに性能を向上させ、より使いやすいレンズとして製品化しているという。

鏡筒のデザインもオリジナルを忠実に再現。アルミ合金製、真鍮製、チタン製の三種類から選択可能で、精度の高さと重厚感を味わえる上質な仕上がりとしている。

ブラックアルマイト(アルミ鏡筒)・ブラックペイント(真鍮鏡筒)

シルバークローム(真鍮鏡筒)

チタン(チタン鏡筒)

レンズ構成/MTF図

■カラー/質量

  • ブラックアルマイト(アルミ):約440g
  • ブラックペイント(真鍮):約550g
  • シルバークローム(真鍮):約550g
  • チタン(チタン鏡筒):約470g

■その他仕様

  • 対応マウント:ライカM
  • 焦点距離:50mm
  • フォーカス:MF(マニュアルフォーカス)※距離計連動型
  • レンズ構成:4群6枚(研削非球面レンズ2枚、高屈折レンズ2枚 / ダブルガウスタイプ)
  • 対応撮像画面サイズ:35mmフルサイズ
  • 最短撮影距離:1m
  • 絞り:F1.2-F16
  • 絞り羽根:15枚
  • フィルター径:49mm
  • サイズ:約Φ61×54mm(マウント部除く)
  • 付属品:フード(UVフィルター内蔵)、ND4減光フィルター(E49)、レンズポーチ、フロント/リアキャップ

サンプルフォト

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