任期満了に伴い、来月(6月)2日に告示される鹿沼市長選挙で立候補を表明している新人2人による公開討論会が25日行われ、論戦が交わされました。
鹿沼市長選に立候補を表明しているのは、いずれも無所属で新人、元県議会議員で歯科医の小林幹夫氏70歳と県議会議員で団体職員の松井正一氏58歳の2人です。
鹿沼青年会議所が主催した討論会は、地元のケーブルテレビが生中継しました。
2人は現職の「佐藤市政の評価」「財政」「人口減少対策」の3つのテーマを中心にそれぞれの考えを述べました。
佐藤市政についての評価は、小林氏が「評価は難しく歴史の判断にゆだねる」としながらも「市民は閉塞感を感じていて路線を変えなければならないことは多い」としました。
一方の松井氏は「財政健全化を進めメリハリのある投資で評価する。現在の政策を磨き上げて市政を発展させたい」と判断が分かれました。
また、鹿沼市の将来の指針となる市の総合計画についても考えは食い違いました。
2人は、それぞれの施策について質問しあうなど、活発な論戦を繰り広げた後、最後は、街頭演説のようにステージの中央に立って支持を訴えました。
討論会の様子は、鹿沼ケーブルテレビで今月28日から複数回放送されます。
鹿沼市長選挙は2日に告示、9日に投開票が行われます。