大田原「湯津上小」で第1回運動会 3小学校統合で開校記念 晴天の下、児童たち各種目に熱中

全員が一体となって踊った記念種目「天狗王国の踊り」

 【大田原】湯津上地区の3小学校が統合した新設校「湯津上小」で25日、開校記念の運動会が開かれた。子どもたちは大人数で競い合う各種目に汗を流したほか、記念種目では地元に伝わる「天狗(てんぐ)王国の踊り」を地域の人らと一緒に踊り、新たな歴史の一ページを刻んだ。

 開会式では新しい校章が施された校旗を持つ旗手を先頭に、計136人の児童が堂々と入場。佐藤慶子(さとうけいこ)校長が「記念すべき1回目に多くの保護者、地域の方々が集まってくれた。赤組も白組も力の限り頑張りましょう」とあいさつした後、児童を代表して旧蛭田小出身の6年澤瀬琉陽(さわせりゅうひ)さん(11)と旧湯津上小出身の6年菅原舞輝(すがわらまいき)さん(11)が力強く宣誓した。

 晴天の下、子どもたちは徒競走や大玉転がしなどの各種目に熱中した。「天狗王国の踊り」では、保護者や地域住民、踊りを指導した保存会のメンバーらも参加し、全員が一体となって踊った。

 6年野崎涼太(のざきりょうた)さん(11)は「綱引きや竹取合戦など初めてやった競技もあって楽しかった。悔いなく最後までやり切れた」と充実した表情を浮かべた。

真新しい校旗を持った旗手を先頭に入場する全校児童

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