「川井姉妹」に続くホープ育成 津幡のレスリングクラブ始動

レスリング場で体を動かす児童=津幡町のサンライフ津幡

 津幡町内初のレスリングクラブ「サンキッズレスリング」が、活動をスタートさせた。町出身の五輪金メダリスト、金城梨紗子、恒村友香子両選手の母、川井初江さん(54)が代表を務めるクラブで、「川井姉妹」に続くホープの育成を目指す。25日は町スポーツ推進委員会の「ジュニアチャレンジスポーツ教室」を受講する小学生にレスリングの魅力を伝えた。

 サンキッズレスリングは、町が金城、恒村両選手の金メダル獲得を顕彰する目的で今月、町中高年齢労働者福祉センター「サンライフ津幡」にレスリング場を整備したことに合わせて設立された。両選手が特別コーチを務める。

 25日のスポーツ教室はこのレスリング場で行われ、小学4~6年生31人が参加。サンキッズレスリングの監督やコーチが指導し、子どもたちがダッシュやタックルの練習で汗を流した。

 同町中条小6年の高森歩君(11)は「普段体験することのないスポーツができて楽しかった」と話した。

 スポーツ教室は来年3月まで10回開かれ、レスリングのほか、バスケットボール、バレーボールなど、さまざまなスポーツに親しむ。この日は開講式が行われた。

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