26日にトランジットモール 富山・大手モール、初の民間主導

  ●50店舗、ショーやVR体験

 富山市の大手モールで26日、歩行者と路面電車のみ車道を通行できるようにする「トランジットモール」が、初めて民間主導で行われる。モール周辺の沿道には、飲食や物販、ショー、体験などの多彩なブースがずらりと並ぶ。民間が中心となることで、周辺地域と一体となったにぎわい創出を目指す。

 富山新聞会館からウエストプラザまで約150メートルが車両通行止めとなる。

 大手モールの大規模マーケット「越中大手市場」は、約50店舗が集まる。ランチ、スイーツ、つまみといった飲食や手作り雑貨の店が並び、富山グラウジーズのイベント、バルーンショー、VR体験、ドローン体験も繰り広げられる。

 ユウタウン総曲輪内のウエストプラザでは、ライブやレプリカ車両の展示などが楽しめる。

 午前10時から午後4時まで。富山トランジットモール実行委員会の秋吉克彦委員長は「開放感のある道路空間を満喫してほしい」と期待した。

 トランジットモールは市主導で2017年に始まり、今年度からは複数の地元企業が加わる民間主導となり、事務局は富山新聞社に置く。年4回の定期開催で、今年度は5月26日、9月29日、11月24日、来年3月23日に開かれる。

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