宇大1期生が意欲新たに データサイエンス経営学部の開設記念式典

データサイエンス経営学部の開設記念式典に出席する関係者=25日午後、宇都宮市

 宇都宮大に今春新設されたデータサイエンス経営学部の開設記念式典が25日、JR宇都宮駅東口の交流拠点施設ライトキューブ宇都宮で行われた。同学部の新入生や教員の他、本県選出国会議員や首長、企業や団体の代表ら約150人が出席し、船出を祝った。

 同大の新学部設置は地域デザイン科学部以来8年ぶりで、59人が入学した。社会やビジネスの課題解決を探るデータサイエンスと経営学を組み合わせ、地域で活躍できる人材を育成する。

 池田宰(いけだつかさ)学長は「業界を問わずデータサイエンス人材の需要が高まっている」とした上で、「『分野複眼』の視点を持つ人材として活躍することを期待している」とあいさつ。北村一郎(きたむらいちろう)副知事らが祝辞を述べた。

 新学部生からは思いを新たにする声が聞かれた。水澤日菜(みずさわひな)さん(18)は「自分たちが学部の未来をつくれることに魅力を感じている」。広木真那斗(ひろきまなと)さん(18)は「1期生で不安もあるが、この学部を開設してよかったと言われる人材になりたい」と話した。

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