5年ぶり全日本、上位進出へ闘志 八学大野球部が熊谷八戸市長訪問

全日本大学野球選手権での活躍を誓う、新沼舘貴志監督(前列左から2人目)ら八戸学院大硬式野球部

 八戸学院大硬式野球部が北東北大学野球春季リーグ1部で優勝し、第73回全日本大学野球選手権(6月10~16日・明治神宮球場ほか)に出場する。同選手権には5年ぶり9度目の出場。今年1月に就任した、新沼舘貴志監督(42)体制では初となる。小林日出(ひづる)主将(4年、三塁手)は「八戸のプライドを持って戦う」と闘志を燃やす。

 4、5月に東北各地で行われたリーグ戦には6チームが出場し、総当たりの2回戦を行った。同部は開幕から8連勝し、最終戦を待たず優勝が決定。最終週は富士大に2連敗したが、8勝2敗で昨秋から2季連続、春秋通じて17度目の頂点に立った。最優秀選手賞に畠山宗選手(4年、捕手)が選ばれ、ベストナインにも3選手が名を連ねた。

 23日、同部の選手らが八戸市庁を訪れ、熊谷雄一市長に大舞台への意気込みを語った。同部は過去2度、ベスト4の経験がある。熊谷市長は「これまでの最高成績である、ベスト4以上を目指して頑張ってほしい」と激励した。

 小林主将によると、投手陣の粘りと大事な場面で打てる長打力がチームの強み。新沼舘監督は「八学大を選んでくれた選手を東京の舞台で暴れさせたい」と力を込めた。

 選手権には全国27チームが出場。同部の初戦は大会3日目の12日。2回戦で天理大(阪神連盟)―北海道連盟代表の勝者と戦う。【全文】

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