「愛される放送局に」 足利初、FM「DAMONO」が開局

市内初のコミュニティーFM「FM DAMONO」が開局した

 【足利】市内初のコミュニティーFM「FM DAMONO(だもの)」が26日、開局した。地域の情報を伝えるほか、地震や台風などの災害発生時には、臨時災害放送局の役割を担う。県内のコミュニティーFMは6局目。

 鑁阿(ばんな)寺近くのスタジオでラジオファンや観光客ら15人ほどが見守る中、正午に開局記念特別番組「開局だもの」がスタート。運営会社「足利コミュニティFM」の根岸智也(ねぎしともや)常務(35)が「FM DAMONO、開局いたしました」と宣言すると、スタジオは大きな拍手に包まれた。

 開局セレモニーでは同社の斎藤修一(さいとうしゅういち)社長(71)が「足利市の皆さんに愛される放送局になりたい。気軽に遊びに来てほしい」とあいさつした。その後は、曜日ごとに番組を持つパーソナリティーなどがゲストとして次々登場。6時間にわたり生放送を行った。

 FM DAMONOは周波数88.3メガヘルツで、市内全世帯の約60%の3万6千世帯が聴取可能。スマートフォンアプリ「FMプラプラ」で無料配信も行う。平日は午前8~10時、正午~午後2時、午後5時~6時半の3枠、休日は午後1時~2時半で生放送を行う。

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