循環型農業を実践 日大工学部の学生企画「ロハスの畑プロジェクト」 サツマイモの栽培開始 福島県郡山市

サツマイモを栽培する畑作りをする学生ら

 福島県郡山市の日大工学部の学生企画「ロハスの畑プロジェクト」によるサツマイモ栽培は25日、同学部で始まった。生ごみから作った液肥や竹を粉状にした「竹パウダー」などを使い、学生たちが循環型農業を実践する。

 学生団体のオープンキャンパス実行委員会が昨年に続いて企画した。JA福島さくらが協力している。

 畑は構内を流れる徳定川近くの空き地を利用している。この日は学生有志約30人、JA職員らが協力し、約3アールの畑を耕した。石などを取り除き肥料を入れた。畝を作り、土壌を覆う資材「マルチ」を張った。

 6月8日にサツマイモの苗を植え、学生が定期的に除草などに取り組む。10月に収穫する予定。子どもたちの収穫体験や学園祭での販売などを通し、学生たちは地域との関わりや社会人としての基礎も身に付ける。

(郡山版)

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