「先発すべきではない」古橋亨梧の来季レギュラー剥奪を英メディアが主張「信じられないほどチャンスをムダにした」

公式戦でシーズン19得点という数字は、決して少ないものではない。宿敵とのダービー2試合でネットを揺らすなど、リーグ3連覇にも貢献した。だが、過去2シーズンほどのゴール量産に至らなかったのも事実だ。

アンジェ・ポステコグルー前監督の下で躍動してきたセルティックの古橋亨梧は、ブレンダン・ロジャーズ監督が就任した今季、プレースタイルの違いもあって苦しんだ。リーグ最優秀選手と得点王に輝いた昨季ほどのインパクトでなかったのは否めない。

シーズン最終戦となったスコティッシュカップ決勝でも、古橋と交代したアダム・アイダが決勝点をマーク。指揮官も称賛したアイダの完全移籍を望む声も少なくない。それは古橋にとってポジション争いの激化を意味する。

『FootballFanCast』は5月26日、「冷酷なようだが、2024-25シーズンで先発レギュラーになるべきでない選手がキョウゴ・フルハシだ」と、来季は古橋をスタメンにすべきではないと主張した。

「スコティッシュカップ決勝でアイダではなく、スタメンに選ばれた彼だが、落胆させるパフォーマンスで見せ場がなかった。ゴール、アシスト、記憶に残る場面もないまま交代。ロジャーズの下でフラストレーションのたまるシーズンだったなか、シンプルに再び活躍することがなかった」

【動画】旗手のクロスから古橋が同点弾!リーグ最終戦で公式戦19点目
同メディアは『Sofascore』のデータを用いて、今季の古橋は「ビッグチャンス逸失」が24回、「パス精度」が67%、「地上戦のデュエル勝率」が45%、「空中戦のデュエル勝率」が26%だったことを紹介し、こう続けた。

「キョウゴは得点よりも『ビッグチャンス逸失』が10点分も多く、信じられないほどゴール前でチャンスをムダにした。そして、パスがルーズで、フィジカルのデュエルも負けている」

ゴール量産に加えてその人柄からもセルティックのサポーターに愛されてきた古橋。だが、監督交代を機に加入当初の2シーズンほど爆発することがなくなった彼に、これから何が待っているのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

© 日本スポーツ企画出版社