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富山県警の警部補宮崎伸一朗容疑者(43)が県警本部倉庫から拳銃入れ1点と手錠2点を盗んだとされる事件で、本部庁舎内の別の部屋からも警察装備品がなくなっていたとみられることが27日、捜査関係者への取材で分かった。県警は宮崎容疑者が関与した可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、宮崎容疑者が盗品を売りさばいたフリマアプリの売却履歴などを調べたところ、倉庫とは別の場所にあった装備品が出品されていたとみられることが判明した。同容疑者が当直勤務中に庁舎内の見回りを装い、鍵を持ち出し、倉庫などに侵入した可能性があるという。
捜査関係者によると、倉庫から持ち出したとされる手錠や拳銃入れなど10点前後と合わせ、県警本部からなくなった装備品は数十点になるとみられる。宮崎容疑者のフリマアプリでの売却益は100万円を超える可能性がある。県警の調べに対し、宮崎容疑者は金の使い道について「生活費に充てていた」と説明しているという。
富山県警は27日、建造物侵入と窃盗の疑いで、宮崎容疑者を富山地検に送致した。