観光列車「ひなび」八戸線初運行 7月31日、南部弁の沿線紹介も/JR東

7月に初めてJR八戸線で運行される観光列車「ひなび(陽旅)」(JR東日本青森支店提供)

 JR東日本の観光列車「ひなび(陽旅)」が7月31日、初めてJR八戸線で運行される。「はづのへハラッチェ ひなび」と題し、沿線の地元食材を使った弁当や甘味、地酒を提供するほか、車内イベントとして南部弁の沿線紹介や伝統芸能の披露などを実施。車窓の景色と地域の魅力を一度に楽しめる。

 運行区間は八戸―久慈間で、八戸駅を午前10時19分ごろ出発。種差海岸駅で下車し、新鮮なウニと地酒を味わう。久慈駅で周辺の散策と買い物を楽しんだ後に折り返し、午後4時1分ごろ八戸駅に到着。復路では本八戸駅にも停車する。

 車内イベントでは、南部弁の保存、伝承に尽力している柾谷伸夫さん(八戸市)が南部弁で沿線を紹介。龗(おがみ)神社(同市)に伝わる法霊神楽の歯打ち、四作雄治さん(久慈市)による「おぼろ昆布」作りの実演、試食なども行う。

 申し込みは27日から始まっており、料金は25人募集のグリーン車が大人1人1万8700円、32人募集の普通車が同1万5700円(ともに税込み)。酒類を提供するため20歳以上限定。

 受け付けはJR東日本びゅうツーリズム&セールスの「日本の旅、鉄道の旅」商品サイトか、大人の休日予約センター=電話0570(0107)39=へ。【全文】

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