子育て仲間がつながる場 宮古・NPOみやっこベースが新事業

安らいだ表情を見せるワークショップの参加者と担当する八島彩香さん(右から2人目)

 若者のコミュニティーづくりに取り組む岩手県宮古市のNPO法人みやっこベース(早川輝理事長)は、未就学児の親を支援する事業を始めた。24日は第1弾の催しとして親子向けのワークショップを実施。定期的なイベント開催や交流サイト(SNS)を使った情報発信を通じて、子育てに奮闘する世代を後押しする。

 同市末広町のフリースペース・みやっこハウスで開いた「ママ・パパのリフレッシュじかん」に母親や妊婦5人が参加。スイーツを囲みながら、子育て情報や参加してみたいイベントについて、意見を交わした。0~2歳の子どもたちを保育士の託児スタッフに預け、心置きなく交流のひとときを過ごした。

 今後は月に1回程度、保護者向けや親子で一緒に遊べるイベントを予定。交流や休憩の場として親子が利用しやすいよう、6月末まで試験的にみやっこハウスの火-金曜の開館を早め、午前10時とする。

 担当する八島彩香さん(29)は長女結架ちゃん(1)の出産を経て4月に職場に復帰した。「産休・育休中に社会的なつながりが少なくなり、孤独を感じた。子育てに励む人たちの気分転換につながる楽しい時間を届けたい」と経験を重ねて呼びかける。

 インスタグラムで、役立つ子育て情報の発信やイベントなどを告知していく。問い合わせはみやっこベース(0193.77.3809)へ。

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