甘酸っぱさがクセになる!牛肉とミニトマトのピリ辛みそ炒め

材料(2人分)

・牛こまぎれ肉…180g

・ミニトマト…130g(約10個)

・炒め油…適量 ※キャノーラ油や米油などお好みで

・ゴマ油…小さじ1

・粗びき黒コショウ…少々

(A)

・酒…小さじ2

・酢…小さじ1/2

・塩…小さじ1/4

・ニンニクすりおろし…1片分

・片栗粉…小さじ1/2

(B)

・みそ…大さじ1

・みりん…小さじ2

・酒…小さじ2

・豆板醤(トウバンジャン)…小さじ1/2~1

作り方

1.牛肉は一口大に切り、(A)をもみ込んでなじませ、下味をつける。

2.ミニトマトはヘタをとり、縦に半分に切る。

3.フライパンに炒め油を温め、1を加えて中火で炒め、牛肉の色が変わったら、混ぜあわせた(B)を加えて炒め合わせる

4.2を加えて中火でトマトが半熟になるまで炒め、火を止めてゴマ油、粗びき黒コショウを加えて味を調え、器に盛りつける。

ポイント

味が濃いミニトマトには、普通のトマトよりも全ての栄養成分が多く含まれています。特に注目したいのが、ビタミンC、リコピン、βカロテンの3つの栄養素です。

細胞を構成するコラーゲンの生成に欠かせないビタミンCは、皮膚、血管、筋肉、骨を強くするとされています。トマトの赤い色、リコピンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑えることが知られています。また、リコピンは生で食べるよりも、加熱して食べることで効率的に摂取できます。そして、体内でビタミンAに変換されるβカロテンは、皮膚や粘膜、呼吸器系を保護する作用があり、加熱しても栄養が失われにくく、油と摂取することで吸収率が上がります。

ミニトマトは、ヘタが濃い緑でみずみずしく、ピンと張りのあるものが新鮮です。なめらかな球状で、表面にツヤと張りがあるものを選びましょう。また、色ムラがなく、均一に濃い赤色をしたものが、味がよく、リコピンも多く含まれてオススメです。

今回はミニトマトの甘酸っぱさと牛肉のうま味に、ピリ辛味のみそを合わせて、暑さを感じる季節でも食欲のすすむ一品にしました。牛肉は、豚の薄切り肉や、鶏肉のそぎ切りでもアレンジ可能です。油と合わせて加熱することで、栄養が摂取しやすくなるミニトマト。いろいろなアレンジで楽しんでください。

調理時間

約15分

教えてくれたのは

料理家 依藤 亜弓さん

大学院修了後、大阪あべの辻調理師専門学校に入学。フレンチ、和食の厨房経験を経て、異なるコンセプトで2つの料理教室を主宰。企業やメディアでのレシピ開発、商品開発も多く行う。

ヘルシーな地中海料理のメソッドをベースに、毎日続けられる体に優しいレシピを提案。

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