大船渡山林火災の鎮圧宣言 けが人や住家被害なし

 岩手県大船渡市三陸町越喜来の首崎(こうべさき)灯台付近で26日発生した山林火災で、大船渡消防本部は28日午前10時、延焼の危険がなくなったとして鎮圧を宣言した。3日間で9ヘクタールを焼いた。けが人や住家被害はなかった。

 同日は消防車両6台と消防署員24人が出動。残り火の確認と消火活動を行った。同本部によると前日からの延焼はなかった。29日以降も警戒し、詳細な焼失面積や原因調査を進める。

 現場は越喜来半島の灯台から北西約1キロの山林で、周囲に民家はない。

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