ナッツとアイス店、建築事務所が同居 複合施設「オンダ長屋」が群馬の森近くにオープン 店内飲食も楽しめる

「オンダ長屋」を開業した(左から)江川さん、小田部さん、柳田さん

 スパイスナッツとアイスクリームの製造工房、建築事務所が入った複合施設「オンダ長屋」が、群馬県高崎市のアイ・ディー・エー群馬の森近くに開業した。コンクリートの土間を中心としたワンルームの開放的な空間でナッツとアイスを販売し、店内飲食も楽しめる。

 スパイスナッツを加工する「THICKET NUTS SPICE(スイケット ナッツ スパイス)」の小田部高幸さん(48)、JR高崎駅東口でジェラートとお酒が楽しめる店「グラシエ・バル TAKASAKI」を営む江川毅さん(42)、新築やリノベーションを手がける「rayures(れいゆーる)」代表の柳田直希さん(49)が開いた。

 2021年に高崎商工会議所主催の起業に関するセミナーを受講した同期生仲間。柳田さんが約100平方メートルの平屋を改修し、土間スペースを中心に製造工房と建築事務所をそれぞれ配した。3人は「たくさんの人が集える場にしたい」とし、貸しスペースやワークショップ開催といった利用も構想する。

 オンライン販売のみだったスイケットは初の実店舗。中東発祥でナッツとスパイスを組み合わせた「デュカ」を中心としたおつまみ系をはじめ、小田部さんと妻の留理さん(48)が常時10種類を用意する。10グラムから量り売り(127円~、容器は要持参)するほか、包装された70グラム(910円~)もある。

 アイスは「暗がりにアイス灯る」のブランド名で、7~8種類のカップアイス(1個500円)を販売。店内ではコーヒーやクラフトビールに加え、ナッツを使ったカレーやサンドイッチ、ナッツをトッピングしたアイスなどが楽しめる。

 不定休。営業日時は同施設のインスタグラム(https://www.instagram.com/onda__nagaya)へ。

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