プログレードデジタル、メモリーカード・メインテナンスソフトウェア「Refresh Pro」無料化を発表

ProGrade Digital は、メモリーカード・メインテナンスソフトウェア「Refresh Pro」の年間サブスクリプション有料モデル(9.99ドル)を無料とすることを発表した。無料のバージョンは4.0.0。プログレードデジタル製メモリーカードおよびカードリーダーを利用する、より多くのユーザーのメモリーカード互換性・利便性を向上することを目的としているという。すでに、プログレードデジタル日本語ホームページから無料でダウンロード可能。

Refresh Proは、メモリーカードの以下の3つの問題を解決するために開発されたソフトウェア。

  • メモリーカードは、時間の経過とともに速度が低下する。
    Refresh Proは、「サニタイズ(物理フォーマットによる内部メモリーのリフレッシュ)」することによって、メモリーカードを工場出荷時の速度に戻す。
  • メモリーカードは、時間の経過とともに消耗する。
    Refresh Proは、メモリーカードの長期的な使用状態をチェックし、重要な撮影の前にカードの耐用年数がどのくらい残っているかを確認できるようにする。
  • メモリーカードは、新しいカメラが市場に投入される時、既存のカメラに新しいコーデックが追加される時など、互換性を確保するためファームウェアを更新する必要がある場合が多い。
    Refresh Proは、プログレードデジタル製メモリーカードのファームウェアを更新可能。プログレードデジタルは、過去4年間すべてのカードのうちのいずれかのカードについて、四半期ごとにおよそ1-2回ファームウェアを更新してきた。

Refresh Proに導入された技術開発は広範であり、常に変化するテクノロジーに合わせてソフトウェアを更新するコストのため、これまでは有料で提供していたという。しかし、世界中のプロフェッショナルやハイアマチュア写真家・動画制作者にとって、Refresh Proの機能はとても重要であることを認識し、無料で提供するにいたったという。

無料化に伴い、過去12ヶ月以内にRefresh Proライセンスを購入したユーザーには、購入時に使用された支払方法に対して返金処理が行われる。有効なライセンスを保有するユーザーは「バージョン情報」メニューをクリックして、Refresh ProソフトウェアのRefresh Pro 4.0に更新可能。

Refresh Proソフトウェアおよびマニュアルのダウンロードは、こちら

※Refresh Proは、プログレードデジタル製メモリーカードとプログレードデジタル製カードリーダーとの組み合わせでのみ利用可能

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