大谷翔平を大絶賛のド軍女性リポーター、元通訳の違法賭博問題について問われ「あらゆることに対応できるのがアメージング」

現地5月27日、ロサンゼルス・ドジャースは、敵地シティ・フィールドで行なわれる予定だったニューヨーク・メッツとのカード初戦が雨天順延に。試合中止が発表される前には、大谷翔平が囲み取材に対応。そのなかで元通訳・水原一平被告の違法賭博問題から受けたパフォーマンスへの影響について問われ、次のように回答している。

「睡眠が足りなかったのが一番問題ではありましたけど、メンタルがプレーに影響するとは思っていないですし、しっかりとした技術さえあればどんなメンタルでも打てると思っているので、そことグラウンドでやるべきことっていうのは、全く切り離してやりたいなとは思っています」

今季ここまで打率.336、13本塁打、35打点、13盗塁、OPS1.024とハイアベレージをたたき出し、打撃面でキャリア最高のスタートを切っている大谷。依然として首位打者の座をキープしており、懸念されていた騒動の影響を全く感じさせないその活躍ぶりには、ファンだけでなく、周囲のメディア関係者も衝撃を受けているようだ。

米紙『New York Post』によれば、地元放送局『SportsNet LA』のリポーターを務めるキルステン・ワトソンさんは、「最終的に彼は、友人を失ったようなものです。深刻な問題があったのは事実ですが、親しい友人との信頼関係を失うのは、本当につらい出来事だったと思います」と騒動を振り返っているという。

さらに、「彼は物事の整理がとても上手」「日米で長い間スーパースターだったし、早くからそれを身につけていたんだと思います」と大谷を分析したワトソンさん。「プレッシャーや興奮、取材など、あらゆることにうまく対応できるのがアメージング。アスリートの中で、特に米スポーツ界で彼のような報道をされている選手は他にいない」と称賛していた。

まさかのスキャンダルに巻き込まれながらも変わらず躍動を続けている大谷。現地28日は、ダブルヘッダーが組まれており、9試合ぶりの今季14号に期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

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