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平泉の世界遺産登録に力を尽くした元文化庁長官の近藤誠一さんが28日、盛岡市の学校を訪れ、世界から見た日本文化をテーマに中高生へ講演しました。
講演会は盛岡市の盛岡白百合学園中学高等学校で国際教育の一環として行われました。講師は、元文化庁長官で現在は東京の国際ファッション専門職大学の学長を務める近藤誠一さんです。近藤さんは2010年に文化庁長官に着任し在任中は平泉の世界文化遺産の登録に尽力しました。講演のテーマは「世界から見た日本文化」で、毛越寺の庭園や伝統的な器を例に挙げ日本は人間の暮らしも自然の一部であるという考え方を大切にしてきたと説明しました。そのうえで生徒たちに海外の文化との違いを知ることが大切だと話しました。
(近藤 誠一 さん)
「当たり前で気にしていなかったけれど、外から見たら日本の文化は素晴らしいと分かった。そういうグルーバル的な見方をすることはとても役に立つ」
生徒たちはグローバルな視点で物事を見つめていくことの大切さを感じていました。