ハウステンボス歌劇学院 第11期生の14人が入学式 「世界を魅了する舞台人に」

入学式でハウステンボス歌劇団のテーマソング「夢の扉」を斉唱する新入生=佐世保市、ホテルヨーロッパ

 ハウステンボス歌劇学院(坂口克彦学院長)の第11期生入学式が27日、長崎県佐世保市のハウステンボス内ホテルヨーロッパであり、全国から集まった18~23歳の14人が夢への第一歩を踏み出した。
 新入生は1年間、洋舞や日舞、和楽器、一般教養などを学習。2年目に研修生として、ハウステンボス歌劇団で舞台実習を積んでいく。歌劇団は2013年に発足。昨年3月から新たな常設劇場「ハウステンボス歌劇大劇場」で公演を重ねている。
 坂口学院長は「エンターテインメント業界はお客さまの心を元気にする役割がある。素晴らしい舞台人、社会人としての成長を期待する」と式辞。歌劇団のチームハートのトップスター、愛那月(まなづき)ひかるさんが「学院生活の経験はすべて夢の舞台へと通じる大切な礎となる」と歓迎の言葉を述べた。
 新入生を代表して飯沼帆花(ほのか)さんが「素晴らしい舞台人は素晴らしい人間であれの理念の下、世界中の人々を魅了する舞台人となるよう精進する」と宣誓した。式終了後、佐世保市出身の上薗明香里さんは「歌劇団は小学生のころからの憧れ。立派な男役になり、お客さまにたくさんの笑顔を届けたい」と抱負を語った。

© 株式会社長崎新聞社