盛岡・旧繋小に日本語学校を計画 25年10月に開校予定

日本語学校の設置が計画されている旧繋小校舎=28日、盛岡市繋

 盛岡市の旧繋小校舎を活用し、日本語学校を設立する計画があることが28日分かった。東京の民間会社が市から建物を借り受け、今秋にも文部科学省に認可を申請、2025年10月の開校を予定する。定員100人で主に中国や東南アジアからの受け入れを見込む。卒業後の就労支援も手がける方向で、外国人労働者の増加や地域の活性化につながるか注目される。

 校名はJSC多文化共生日本語学院盛岡つなぎ校。ジャパン・シンビオティック・コーポレーション(東京、楊尚勇代表取締役)が運営を担い、一般社団法人グローカルコミュニケーションセンター(盛岡市、岡部真明理事長)が日常生活を支援する。岩手県によると、日本語学科はあるが、学校の開設は県内で初めて。

 楊氏は千葉県で日本語学校を手がけた実績があり、同法人は外国人の生活支援などを行っている。市が旧校舎の活用先を公募し、唯一応募のあった2者を優先交渉権者に選んだ。貸付料は月24万円で今秋にも契約を結ぶ。

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