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麦の穂が黄金色に実る「麦秋」を迎え、長崎県南島原市内の麦畑でも収穫が始まった。
南島原産の安心安全なそうめんを提供し、地域を活性化しようと、2015年秋から、同市有家町の長崎そうめん末永代表の末永義邦さん(54)と深江町の農業、柴田雅史さん(51)がタッグを組んで、それぞれの畑(計15アール)で国産品種「ゆめちから」を栽培している。
深江町の麦畑では、一面が黄金色に覆われ、風が抜けると穂はじゅうたんのように静かに波打つ。柴田さんは「昨年11月に作付け。5月は晴れ間に恵まれ、良好な実り具合」と満足そう。末永さんは「島原手延べそうめんの特色であるこしの強さが感じられる小麦。収量・製造量は限られるがブランド化したい」と夢見ている。
収穫後、小麦は倉庫で半年間寝かせ、来年1月から製造に入る。長崎そうめん末永(電0957.82.8643)。