【湯河原 イベントレポ】湯河原温泉 湯かけまつり - 全身ズブ濡れ!温泉地ならではの“奇祭”を突撃取材!

歴史と伝統を誇る、温泉にまつわる祭り

2024年5月25日(土)に湯河原町で開催された、湯河原温泉 湯かけまつりをご紹介します。

画像出典:湘南人

この祭りの由来は江戸時代の行事。献湯みこしの出発の時、道中の安全を祈願して湯でおはらいしたことが始まりだそうです。

現在は、人々がみこしをめがけて温泉をかけるイベントへと変化。その湯量はなんと約60トンというから驚きです。沿道では、温泉が入った約1,000個のたると約5,000個の湯おけがみこしの到着を待っていました。

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19:30。湯河原惣湯玄関テラス付近では「筋肉紳士集団 ALL OUT」による筋肉盆踊りが始まりました。

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彼らが法被を脱いだ瞬間、会場からは「おぉ~」という歓声が沸き起こります。エクササイズを取り入れた筋肉盆踊りをみんなで踊って体を温め、“来たる時”に備えます。

20:00。太鼓と笛の音が聞こえてきました。

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祭りばやしが近づいてくると、体がうずくのを感じます。暗闇に浮かぶ山車の電飾の美しさ、そして息の合った音に、しばし見とれてしまいました。

その後ろからみこしが…(!!)

いざ!

湯河原温泉 湯かけまつりの“本番”がいよいよスタート!思い思いにおけを手に取り、みこしに温泉をかけまくります!

画像出典:湘南人

予想どおり(?)、テンションが上がってくると誰彼構わず温泉をかけるかける!そこに散水車も加わって、もうすべてがズブ濡れです。

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あえて濡れてもいい格好で来る人、着替えを持ってきたのにその着替えまでが濡れてしまう人、近隣の温泉宿から浴衣で見学に来て「もうどうにでもなれ!」となってしまう人、バイク用のレインコートを着て長靴まで履いてきたのに意味が全然なかった私。老若男女、地域の人、観光の人、みんなで祭りを盛り上げます。

画像出典:湘南人

ちなみに、「見学はしたい、でも濡れたくない」という人は、少し遠くから見学することもできます。

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みこしはそのまま千歳川を挟んだ隣の静岡県熱海市にある泉公園へ向かいます。ここでも、待ち構えていた人たちからたくさんの湯をかけられ、ようやくフィニッシュ。

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今回、さまざまなポジションからまつりを見ましたが、感じたのは「参加したほうが絶対に楽しい!」ということ。ぜひ、ズブ濡れ覚悟で参加してください。そして、最後は湯河原温泉に浸かって温まる。ここまでが湯河原温泉 湯かけまつりですよ!

イベント詳細

【湯河原温泉 湯かけまつり】
■開催期間:2024年5月25日(土)
■開催場所:以下の3ヶ所がおもな会場
※町立湯河原美術館 〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上623-1
※湯河原惣湯玄関テラス 〒259-0314 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
※泉公園 〒413-0001 静岡県熱海市泉字塩坪72-1
■参加費:なし
■電話番号:0465-64-1234
■開催時間:19:30~21:00頃

関連リンク

湯河原温泉観光協会 ウェブサイト

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