大相撲元幕下の舞蹴が引退「今はやりきったという気持ち」 在位40場所で通算142勝、福井県出身

二子山千秋楽パーティーで断髪式に臨み、大銀杏を切った舞蹴=5月26日、東京都内
千秋楽パーティーでの断髪式で二子山親方に最後のはさみを入れてもらい、大銀杏を切った舞蹴(手前)=5月26日、東京都内

 大相撲元幕下で西三段目16枚目の舞蹴(25)=本名林舞蹴、福井農林高校出身、二子山部屋=が夏場所を最後に現役を引退した。既に日本相撲協会に引退届を提出しており、協会は5月29日に発表した。舞蹴は5月28日、福井新聞の取材に「今はやりきったという気持ち」と述べた。

⇒【写真】断髪式で二子山親方に最後のはさみを入れてもらい、大銀杏を切った舞蹴

 福井県福井市出身の舞蹴は2017年秋場所、前相撲で初土俵を踏んだ。郷土力士としては14年半ぶりとなる初土俵だった。同年11月の九州場所は西序ノ口20枚目で6勝1敗。そこから6場所連続で勝ち越すなど活躍し、19年夏場所では幕下に昇進した。在位40場所で最高位は22年春場所の東幕下29枚目。通算142勝131敗だった。

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