GWの山岳遭難は5件 死亡、重軽傷が1人ずつ 群馬県警まとめ 「登山はしっかりと計画を」

 ゴールデンウイーク期間中(4月27日~5月6日)に群馬県内で発生した山岳遭難は5件で、前年同期(4月29日~5月7日)より1件減ったことが28日までに、県警のまとめで分かった。遭難者5人の負傷程度は死亡、重傷、軽傷が各1人だった。

 県警地域課によると、29日に男性(62)が神流町の蓬莱山林で倒れているのが見つかり、死亡が確認された。滑落したとみられる。5日には男性(41)がみなかみ町の谷川岳一ノ倉沢衝立前沢付近で下山中に足を滑らせ、重傷を負った。

 山岳別では至仏山3件、蓬萊山林1件、谷川岳1件。うち3件でヘリが出動し、2件で要救助者を救出した。

 同課は「体力と技術、経験に沿って山を選び、しっかりと計画を立て、登山届を提出してから登山を楽しんでほしい」としている。

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