白い装束に烏帽子、かすり着物…児童が伝統衣装で田植え 群馬・川場田園プラザで「田植祭」

 稲作文化の継承や郷土愛の醸成を目的とする「田植祭」が28日、群馬県川場村の道の駅「川場田園プラザ」内の水田で行われた。川場小の5年生20人が伝統の衣装に身を包み、田植えを体験した=写真

 男子は白い装束に烏帽子(えぼし)をかぶり、女子はかすり着物を着用。地元農家の指導を受けながら、約130平方メートルの水田にコシヒカリの苗を一本一本植えていった。

 10月に「抜穂祭」を行い収穫する。取れたコメは同小の児童が調理実習で味わうほか、品評会に出品する予定。戸丸翼君(10)は「田植えは初めてで楽しかった。秋の収穫も楽しみ」と笑顔を見せた。

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