アニメ『ザ・ファブル』“沢城みゆき劇場”再び!梶裕貴 演じるペラ男を弄(もてあそ)ぶ悪女っぷりに、SNS「やりすぎw」

毎週土曜24時55分より日本テレビ系にて順次全国放送中のTVアニメ『ザ・ファブル』。本作は、1年間の“休業生活”を命じられた最強の殺し屋・通称ファブルが佐藤明(あきら)として普通の生活を送ろうと奮闘するアクションコメディー。5月25日放送の第8話『だってだって、なんだもん♪』では、明の妹として共に大阪へとやってきた洋子(偽名)が再び“男あそび”に興じる様子が描かれた。イケメンだが中身のない“ペラペラ男”のツボをつく、計算され尽くしたワードや仕草の数々に、SNSでは「おもしろすぎて腹が壊れるww 」「兄は殺しのプロだが、妹は恋愛のプロ」と話題に。また、洋子を演じる声優・沢城みゆきに関しても「表の恥じらい方と心の声とマスターへの牽制(けんせい)のギャップ好き」「沢城さん楽しそうww」「沢城さんやりすぎw」など、その演技力の高さを絶賛。ちなみに、今回ターゲットにされるペラ男・河合ユウキを演じているのは梶裕貴。人気声優の2人がコミカルに掛け合う様子が多くの視聴者を笑わせた。

(以下、アニメ最新話までのネタバレを含みます)

◆ペラッペラな男・ユウキとの出会い

「俺ら男は理屈で考えんの、でも女は感情で考えるの。この違い、わかる?」。フラれた飲み仲間を慰める、爽やかな笑顔の男・河合ユウキ。Bar Buffaloの常連にして、生活のすべてを女遊びに捧(ささ)げる“ペラ戦士”である。そんな彼はこの日、店のトイレの出入り口でぶつかったある女性に一目ぼれをした。憂いたまなざしと泣きぼくろ。オフショルのワンピースに、膝上20センチほどのスカート丈…。「あの子、1人でカウンターで飲んでるんか…? タイプやわぁ」。口臭と髪型のチェックを経て、ユウキは女性の元へと向かった。

「マスター。僕から、この子に1杯」。突然のことに、女性は「えっ?」と驚く。ユウキがさらに「さっきのお詫びに!」とほほ笑みかけると、彼女は恥じらうように「そんな、困ります…」と軽く手を振った。女の名は、佐藤洋子(偽名)。ユウキから話しかけられた時、彼女はこう思った。「(イェイ!一本釣り、成功!今夜はこの男で暇潰そ〜)」

トイレ前での“出会い”が洋子の張った“網”だったことも知らず、ユウキは一瞬でハートを掴(つか)まれた

「もしかして今日はひとり? 良かったら、1杯だけご一緒していいかな?」。バーカウンターに片肘をつき、さっそく誘ってくるユウキを見て、洋子は密(ひそ)かに「(きたきたあ〜。こういうタイプの男には男慣れしてないうぶな女子設定で行こ〜)」と悪巧み。友達と待ち合わせをしていたところ、ドタキャンされてしまった体にして話を進める。「夜、こうしてるのも久しぶりで、お酒も弱いんで…」と伝えたところで、ユウキをチラ見する。そして…。

「少しドキドキしてます…!」と、照れたフリ。狙い通り、ユウキは胸のあたりを手で押さえながら呼吸を荒くしている。「(ほらほらほれるでしょ?こんなこと言う女タイプでしょ〜?)」。ここはたたみかけるところか。洋子は赤らめた頬に手を添えて、「あっ。酔って変なこと言ってたらごめんなさい(…とか言ったりして〜)」と追い討ち。ユウキは早くも虫の息だ。

見せびらかすような高級時計。椅子には足を組んで座り、片肘は常にバーカウンターの上。隣にいながらも、姿勢は洋子に対して真っ直ぐ…。そんなユウキを、洋子は横目にしっかりと観察。心の中で喜びを露(あら)わにしていた。

「(身長175くらい、体重68くらい、年齢25くらい。自身たっぷりのそぶり、女に不自由してないわね。決して女に泣かされることなく泣かせてきたオーラがぷんぷんしてるわ。あ〜こんな自信に満ちた男のプライドを弄(もてあそ)びたい。この2枚目の皮を剥いで3枚目、いや13枚目くらいにしてあげたい。だってここ最近、暇なんだもの〜)」

洋子は以前にもBuffaloを訪れ、真黒(まぐろ)組の下っ端・高橋を酔いつぶして遊んでいた 今回はどんな“手口”を見せるのか…(画像は第4話より引用)

◆“暇つぶし”再び…ユウキの運命は??

「ところで、彼氏はいるの?」。ありふれた口説き文句が飛んできた。引っ越してきたばかりでいないと伝えると、実は自分もフリーだと主張する。彼女がいないことに“驚いてあげる”と、ユウキは「いないいない。いるように見える?」と余裕の笑顔。ここですかさず、「だって、男らしいし。かっこいいから…」。こういう男は、自身のあるところを褒められると嬉(うれ)しいはず。するとユウキは、「でもねぇ、俺はもっと中身を見て欲しいなぁ」と酒を一口。その回答は、洋子にとって100点満点だった。「(“でもね”って…、やっぱり自分をかっこいいと思ってるのね!楽しくなってきたわあ!)」

家族の話を振られたので、洋子はまた“設定”を作る。両親が離婚し、病弱な兄と2人で大阪へ来たばかり。しっかりしなければと思うが、ドジでなかなかうまくいかないのだと、けなげさをアピール。「俺で良かったらなんでも相談してよ」と、ユウキは右手をそっと持ち上げた。洋子はピンときた。ユウキはその手で自分の肩にポンと触れるつもりなのだと。タイミングを見計らい、洋子はわざと体をピクッとさせる。「ごめんなさい。少しびっくりして…。こうして男の人と話すこと、あんまり慣れてなくて…」。そのあたかもウブな反応に、ユウキはまた胸を押さえる。

…ふと、店のマスターと目があった。彼は以前、洋子が高橋を潰すところを目撃しており、今回の“惨状”にも明らかに引いていた。洋子は心の声と、般若のような形相でマスターに忠告する。「(マスター、私の酒癖知ってるからって余計なこと言わないでよ?あなた、プロでしょ?プロでしょ??)」

Bar Buffaloのマスター(画像は第4話より引用)

その後、洋子のことをあっさりと「ちゃん」付けで呼び始めたユウキは、「こう見えて、仕事もプライベートも結構イケてて…」と唐突に“アピールタイム”を開始。冬はスノボでニセコの山、夏はジェットで沖縄へ、車はポルシェの…とすさまじい饒舌(じょうぜつ)ぶり。この状況に洋子は、胸が高鳴って仕方がない。「(素晴らしいわ。スノボにジェット、時計自慢…、全て女遊びのために努力してるのね。中身がペラすぎて最高よ!)」

「ほら、これ」と自慢げに時計を見せてきたところで、「かっこいいですね〜(どうでもいいけど〜)」と少し前かがみに。オフショルのワンピースからは胸元がチラ見え。ユウキの鼻の下が伸びたのを、洋子は見逃さない。「大人の男の人って感じしますね、憧れます!」。熱い視線をぶつけつつ、彼の指先にそっと触れてみる。「あっ!男の人の腕って、やっぱりたくましくてかっこいいですね…!」。故意に顔面に力を入れ、頬を紅潮させながら「見とれちゃった」とダメ押し。そこからしばらくは、ユウキの筋肉自慢が続いた。洋子は“男自慢名物”を笑顔で聞きながら思う。どうせ時間を使って汗を流すなら、格闘技とかの方が身につくのにと。

いつしか時間は過ぎ、洋子は最後の“攻め”に出る。「私、男の人とこんなに話したの初めてかも…。(ほら、“初めて攻撃”。男は女の初めてが好きなのよね?)」。当然のように胸を押さえるユウキ。洋子はもっと楽しみたい気持ちをグッとこらえ、「あ、もうこんな時間!」とわざとらしく時計を見た。ユウキは残念がりながらも、スッと名刺を取り出して連絡先を渡してくる。ここで洋子は照れたフリ。さらにユウキの方へ膝を向けると、丈の短いスカートから伸びる太ももを少しだけ強調。男が大好きなそのギャップで、ユウキは見事KOとなった。

店を出た洋子はひとり、夜風に吹かれながら戦果に酔う。「(あぁ。ユウキくん、男前で中身がない。タイプだわ!本業休業の1年間、3か月はユウキくんで暇つぶせそう。だって、暇なんだもの〜〜)」

わざと胸チラさせる洋子 熱い視線は“ペラ戦士”ユウキを軽々と撃ち抜いた

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画像提供:©︎南勝久・講談社/アニメ「ザ・ファブル」製作委員会

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