5月26日にクマとみられる動物を男性が目撃し、連れていたイヌが襲われた広島県福山市北部では、注意を呼びかける看板が設置されました。
29日午後、福山市の職員5人が市の北部、山野町にある「山野交流館」を訪れ、町内215の世帯に配るチラシを交流館の職員に手渡しました。
その後、散歩中だった男性と、飼い犬が襲われた広場など4か所に看板を設置しました。看板はA3判の紙をラミネート加工したもので、周辺の木に目立つようにくくりつけていきました。
「看板」には大きく「クマ出没注意」と示し、「クマは物音に気付くと自分から逃げていきます」など、対策を掲載しています。クマが現れた広場から少し離れたところには、観光名所である「龍頭の滝」があり、観光客へ注意を呼びかけています。
また、広場には動物の動きを感知するセンサーカメラ2台を設置しました。6月上旬に回収してクマの存在を確認するということです。