「メダルを取って帰ってこられるようがんばりたい」 自転車競技パリ五輪日本代表内定 岩手・花巻市出身の中野慎詞選手が会見で決意

パリオリンピック自転車競技の日本代表に内定している花巻市出身の中野慎詞選手が29日会見に臨み、初めての大舞台となるオリンピックでのメダル獲得に向け決意を語りました。

29日に静岡県で行われたパリオリンピック自転車競技代表内定選手の合同会見には中野慎詞選手をはじめ、リザーブの選手も含めて15人が出席しました。花巻市石鳥谷町出身の中野選手は、紫波総合高校時代から県高総体3冠やインターハイ優勝などの輝かしい実績を収めてきました。2022年、競輪選手としてプロデビューした中野選手。デビューレースから圧倒的な力を見せつけ無傷の30連勝を記録し、これと並行してルールが異なる自転車競技でも結果を残してきました。

中野選手は現在、自転車競技ケイリン種目の世界ランキング5位につけていて、2023年8月の世界選手権では3位、2024年2月のネイションズカップでは2位の成績を収めています。5月10日に開かれた国際大会ジャパントラックカップでは優勝を果たすなど好調を維持しています。

(中野慎詞選手)
「今までやってきた自分の経験と努力の成果を生かして最大限力をぶつけて、メダルを取って帰ってこられるようがんばりたい。応援よろしくお願いいたします」

初のオリンピック出場となる中野選手は会見でメダル獲得に向けて意欲を語りました。中野選手はケイリンとチームパシュートの2種目に出場する予定で、競技は8月5日からパリ郊外の自転車競技場で行われます。

© 株式会社アイビーシー岩手放送