留学生や技能実習生、甘酸っぱいイチゴに歓声 南部町で食べ放題ツアー

満面の笑みでイチゴ狩りを楽しむ参加者

 南部町内に住む外国籍の住民同士で交流して町内での生活を楽しんでもらおうと、町国際交流センターは26日、町内のベリーズ司園で「いちご食べ放題ツアー」を開催した。留学生や技能実習生の女性約30人が参加し、甘酸っぱいイチゴに舌鼓を打ちながら“フルーツの町”を満喫した。

 参加者の出身国はタイ、インドネシア、ミャンマー、ベトナムで、福祉施設や電子部品製作工場の技能実習生と、八戸学院大短期大学部の学生。

 イベントでは最初に町国際交流センターでオリエンテーションを開き、各国の言葉でイチゴをどのように発音するかや、流通の状況、特徴的な加工品などを学んだ。

 参加者はベリーズ司園に移動し、工藤司園主から摘み方を学んだ後にイチゴ狩りをスタート。「べにほっぺ」や「よつぼし」の甘さに歓声を上げ、写真を撮ってSNSに投稿するなど楽しんだ。

 タイから来た八戸学院大短期大学部2年のメサさん(35)は「南部町にこんな場所があるとは知らなかった。とてもおいしい」と話し、インドネシアから来た1年のシャナヤさん(19)は「甘くて大きくて驚いた。南部町が好きになった」と笑顔を見せた。【全文】

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