「iPhone 16 Pro Max」、大容量のL字型バッテリー搭載で前モデルより7%容量アップか

Image:9Robot/Shutterstock

次期「iPhone 16」シリーズのうち、Proモデルの2つはディスプレイサイズが大きくなると予想されている。画面ばかりか本体も大きくなり、フットプリント(部品を実装できる面積)も広がると示すダミーモデルも公開されていた

実際に「iPhone 16 Pro」「iPhone 16 Pro Max」ともに物理的サイズ・容量ともに前モデルを上回るという画像がネット上で公開されている。

著名リーカーのfix Apple氏は、iPhone 16 Proのバッテリーは3577mAh、iPhone 16 Pro Maxは4747mAhだと主張しつつ、両モデルのバッテリーらしき動画および静止画を公開している。

その形状はL字型であり、容量は以前の噂にあった数値を上回るものだ。今回の情報が正しければ、iPhone 16 Pro Maxのバッテリーは前15 Pro Max(4422mAh)から7%増え、iPhone史上最大の容量となる。

これに先立ち、アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は、iPhone 16 Pro Maxのバッテリーはエネルギー密度が増えることで「同じバッテリーサイズでも持続時間が長くなる」あるいは「同じバッテリー持続時間を小サイズで実現」という2つの可能性があると述べていた

が、従来のアルミニウム製ケースをステンレススチール製に変更する予定とも付言。スチールはアルミよりも重いため、「小サイズで同じバッテリー持続時間」による軽量化を打ち消しかねない。この矛盾をKuo氏は、EU域内でのバッテリーの交換しやすさを義務づける規制を守るためだと推測している。

これらを総合すると「ケースの見かけは大きいが、中味のバッテリーは軽量化して相殺」という可能性もありそうだ。

ちなみにfix Apple氏は、iPhone 15 ProがThunderbolt対応になる正しい手がかりを示した一方で、Photoshopで加工した偽のiPhoneケース(アクションボタン部分を切り取り)写真で読者を騙そうとしたとの指摘もある

とはいえ、リーク情報に確かな実績のあるyeux1122氏も「内部パーツの消費電力が改善。特にMaxの場合は、物理的なバッテリーの改善と相乗効果により、史上最長のバッテリー持続時間を実現」と述べていた

これら様々な識者の発言を総合すれば、iPhone 16 Pro Maxは「充電せずに、できるだけ長くiPhoneを使いたい」ニーズを満たす可能性は高そうだ。

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