兵庫県明石市は30日、個人情報が記載された国民健康保険の還付書類2人分を入れ違いで封入し、誤送付するミスがあったと発表した。封入する際に職員が誤り、複数人によるチェックをしていなかった。
誤送付したのは、市外への転出や社会保険への加入などにより発生する国民健康保険の還付を知らせる文書。還付金額や住所、氏名、電話番号、口座情報が記載されていた。13日に女性2人に発送し、24日に一方から「別人の書類が入っていた」とメールで市に連絡があった。市は2人に経緯を説明、謝罪した。
市国民健康保険課の担当者は「送付前に複数人の職員で確認することにしているが、今回は2通と少なかったため怠っていた。封筒と送付書類の氏名、住所を複数人で確認することを徹底し、再発防止に努める」と話した。(谷川直生)