朝採りレタス、群馬大生に配布 桐生キャンパスで同窓生ら200玉 物価高受け無料で支援

レタスを受け取る学生

 物価高騰の影響を受ける学生を支援しようと、群馬大理工学部の同窓生らでつくる群馬大工業会は29日、桐生市の同大桐生キャンパスでレタス約200玉を無料で配った。

 同大OBで、元教諭の小林章さん(69)=沼田市=が協力し、今年で4年目。学生は、小林さんの呼びかけにより、同市利根町の農家が提供した朝採りレタスを受け取った。

 3年の西村律輝さん(20)は「ありがたい。新鮮なので食べるのが楽しみ」と笑顔を見せていた。小林さんは「学生が喜んでくれてうれしい。今後も続けていきたい」と話した。

 小林さんは秋ごろまで定期的に、同キャンパスや前橋市の荒牧キャンパスで学生に向けてレタスやナスを無料配布するという。

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