LGが日本初展開、パワフル&消費電力を抑えた除湿機「LG PuriCare 衣類乾燥除湿機」

「LG PuriCare 衣類乾燥除湿機」左がシルバー、右がベージュ

LGエレクトロニクス・ジャパンは、同社として日本初展開となる除湿機「LG PuriCare 衣類乾燥除湿機」を7月3日に発売する。ベージュとシルバー(販路限定)の2色がラインナップ。価格はオープンだが、ベージュは税込85,000円前後、シルバーは80,000円前後の実売が予想される。

パワフルな除湿力によって住まいの湿気を1年中ケアし、衣類や靴も除湿できるとするモデル。梅雨・花粉シーズンの部屋干し、脱衣所・水回りの除湿、暖房時の結露対策に役立つとしている。

最大除湿量(1日)はカラーによって異なり、ベージュが19L、シルバーが17L。本体の質感についても、ベージュはマットなもの、シルバーは光沢感のある仕上げを採用。また、上部ディスプレイ周りのデザインも、色ごとに若干異なっている。

ベージュ色のパネル周り

シルバー色のパネル周り

除湿方式として、2つのシリンダーによるデュアルインバーターコンプレッサーを搭載する。ヒーターを使わず少ない電力で除湿できるため、デシカント式と比べて消費電力を抑えられるとのこと。具体的には、1時間あたりの電気代目安は約9.2円だとしている。

タンクの容量は5Lとなる。タンクは透明で除湿量が一目でわかるように配慮したほか、タンク内部のライトが点滅することで、排水タイミングを知らせる機能を搭載。ホースを用意することで連続排水機能も利用でき、24時間除湿することが可能。

タンク容量は5L

同社の「LG ThinQ」アプリに対応しており、これを利用することで、電源のオン・オフ、消費電力のチェック、タイマー機能、湿度・タンクの水量の確認が行える。

アプリからも各種操作が可能。消費電力の確認も行える

清潔を保つための機能を3つ搭載。UV LEDライトで内部のファンにつく細菌を99.99%除去する「UVnano テクノロジー」、電源を切るたびに製品内部を5分乾燥してにおいやカビの発生を抑制する「自動乾燥システム」、イオンを発生させて部屋干し臭の気になる原因となる菌を除去する「イオナイザー機能」を備える。

また、靴の形にフィットしたシューズドライYホース、狭いクローゼットや引き出しにも入りやすいクローゼットドライTホースを付属。背面のホースにこれらのパーツを取り付けることで、素早く水分を除去し、カビの発生を未然に防ぐことができる。

シューズドライYホース使用イメージ

クローゼットドライTホース使用イメージ

ほか、除湿機の心臓部ともいえるコンプレッサーには、10年間の無料保証が付帯する。外形寸法は415W×715H×296Dmmで、質量は171.kg。定格消費電力は、ベージュ色が298W、シルバー色が288Wとなる。運転音は、ターボ除湿で39dB、音ひかえめで34dB。

なお同社は、地域別の年間の湿度(富山、高知、東京、仙台)のグラフを取り上げ、東京と高知以外の地域では「年間を通して湿度の高い65%を超えている」と説明。湿度60%以上ではカビ発生のリスクが高まったり、不快感や部屋干しの生乾きが気になったりするとし、「快適な湿度を保つためにも除湿機の使用が必要である」とアピールした。

地域別の年間湿度

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