台湾、2024年成長率見通しを上方修正 輸出と国内消費好調で

[台北 30日 ロイター] - 台湾主計総処は30日、今年の域内総生産(GDP)見通しを2月時点の3.43%増から3.94%増に引き上げた。世界的な人工知能(AI)関連の需要拡大と国内での堅調な消費が追い風となる見通し。

台湾はアップルやエヌビディアなどの世界的サプライ・チェーンの重要拠点であり、半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の本拠地でもある。

第1・四半期の成長率は前年同期比6.56%で、速報値の6.51%から小幅上方修正された。

今年の輸出は10.06%増と予想し、当初予想の6.14%増から大幅に引き上げた。昨年は9.8%減だった。

4月の輸出は6カ月連続の増加で、例年好調となる下半期に向けてさらに勢いを増す可能性がある。

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