台風1号、伊豆諸島に5月31日最接近…関東南部など雷を伴う激しい雨に|風・波・雨の予想|気象庁

 気象庁は5月30日午後4時35分、台風1号の接近に伴い、関東甲信地方の気象情報を発表した。台風は31日朝から昼前にかけて伊豆諸島に最も接近する見込み。伊豆諸島は高波に警戒し、関東地方南部と伊豆諸島では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒するよう呼び掛けている。

 台風1号は5月30日午後3時、日本の南にあり1時間におよそ25キロの速さで北北東へ進んでいる。中心の気圧は998ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートル。

 台風は、日本の南を北東に進み、31日朝から昼前にかけて伊豆諸島に最も接近する見通し。関東地方南部や伊豆諸島は、台風本体の湿った空気や台風の北側に停滞する前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定となり、31日未明から昼前にかけて、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所があるとしている。

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高波・強風の予報

 台風の接近に伴い、31日は伊豆諸島では非常に強い風が吹き、海上はうねりを伴った大しけとなる見込み。伊豆諸島では高波に警戒し、強風への注意が必要。関東地方の海上でもしけとなり高波に注意が必要。

5月31日に予想される波の高さ

 関東地方 4メートル うねりを伴う

 伊豆諸島 6メートル うねりを伴う

5月31日に予想される最大風速(最大瞬間風速)

 関東地方の海上 18メートル(30メートル)

 伊豆諸島    20メートル(30メートル)

大雨・雷の予報

 台風本体や台風の北側に停滞する前線の影響で、31日未明から昼前にかけて、雷を伴った激しい雨が降り大雨となる所がある。関東地方南部と伊豆諸島では、31日未明から夕方にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要。

 雨雲が予想以上に発達したり、同じ場所にかかり続けたりした場合は、警報級の大雨になる可能性がある。また、落雷や突風に注意し、降ひょうのおそれもあるため、農作物や農業施設の管理にも注意が必要としている。

5月31日の1時間降水量予想

 関東地方南部 30ミリ

 伊豆諸島   40ミリ

5月30日18時~31日18時の24時間降水量予想

 関東地方南部 100ミリ

 伊豆諸島   100ミリ

※いずれも多い所

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