「もったいないと思った」菓子卸売販売業者 菓子の賞味期限を改ざんし販売 福島・会津若松市

福島県は食品の賞味期限を改ざんして販売したとして、会津若松市で菓子の卸売販売を行う「鈴長椎野」に行政処分を行ったと発表しました。

県によりますと27日「食品の賞味期限の日付を消した跡がある。改ざんされているのではないか」と購入者から会津保健所に通報がありました。
その後、保健所の職員が店に確認すると、賞味期限の「日にち」の部分を消し、菓子類(米菓、ビスケット、焼き菓子など5種類)を販売したことを認めました。
調査に対し会社は「お菓子類は少し賞味期限が切れても食べられるので、もったいないと思った。賞味期限が切れていては売れないので、日付の一部を消し販売した」と話しているということです。
日付の改ざんは、今年1月から数回にわたり行われていましたが、これまでに健康被害は出ていないということです。
会社は「こんな大事になると思わなかった。もう二度とこういうことはしません」と話していて、県は食品表示法に基づき「全ての食品を点検し適正な食品表示を行ったうえで販売すること」などの指導を行ったということです。



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